No.27 イベントプランナー

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各種イベントを執り行うための仕事

イベントプランナーとは展示会やコンサート、フェスティバルやお祭りなど人を多く集めるイベントの計画を立てそのための企画をしていく仕事です。
イベントにも数多くの種類があり、ライブのようにそれ自体が一つのビジネスになるものもあれば、展示会のように集客により販売したい製品をアピールする目的のものもあります。

イベントプランナーという仕事ではそうした目的に従ってイベントの計画を立て、実行していくための準備をしていくことになります。
そうしたイベントを開催するためには、集客や会場設定・準備、開催広報、チケット販売、当日誘導、アフターケアといった一連の流れをしていかなければいけません。

わかりやすい例で言えば会社や友人グループでの忘年会や旅行の幹事といった仕事に近いことをより大規模に行うことで、事前にきちんとした計画を立てていかないとなかなか成功させることはできません。

イベントプランナーとはそうした各種のイベント・催し物のプロとして、どういった準備をしていけばより成功しやすくなるかということを提案していく責任者としての業務です。

イベントプランナーに関する資格

イベントプランナーという仕事は特別な資格が必要なわけではなく、過去の実績などから独自の方法で仕事をとっていくことができます。
現在活躍中のイベントプランナーさんの多くは過去に広告代理店などのイベントを取り扱う企業に勤務をしており、そこで実際の仕事を経験することで独立して仕事をしています。

イベントプランニングを専門に行う会社もありますが、その場合には特定の分野に絞った「ブライダルプランナー」のような名目で仕事をしていくことが多いようです。

無資格でも仕事をすることはできるものの、より総合的にイベントプランニングを勉強したいという人のために民間資格がいくつか実施されています。
有名なものとして「イベント業務管理士」や「イベント検定試験」などがあり、そうしたものをとっておくことでより仕事を探すときに有利になります。

これらの資格では、イベント立案から開催までに必要な手順を学ぶとともにどういったところが成功のポイントになるかというテクニカルな部分についての知識を得ることができます。
より来訪してほしいユーザーを集めるための集客術なども学ぶことができるので、将来的に幅広くイベント企画をやっていきたいと考える人なら取得を目指してみてもよいと言えます。

企画だけでなく当日の運営も重要

イベント企画というと非常にわくわくする仕事のようですが、実際には裏方仕事の多い地味なものであったりします。
何よりイベント企画者は完全に裏方になりますので、いかにして主催をする人たちを引き立てるかということが重要になってきます。

そういう意味でイベントプランナーとしての適正は、自分自身が目立ちたいというよりも裏方として誰かを引き立てたいという人の方が向いているといえます。

イベントプランナーの仕事ではもちろん前段階の計画や準備も大切ですが、それ以上に当日の誘導や運営の方が重要であったりします。
評判の悪いイベントによくあるのが「当日の列の整理がいい加減だった」「待っている人よりも割り込んだ人を優先させていた」というような当日運営のまずさです。

ここ最近ではかなり大規模なイベントでもスタッフを当日限りのアルバイトで行うことが多く、統率をとっていくのが難しいという状況があります。
そうしたときにいかにうまく人の流れをさばき、訪れた人の多くに満足感を与えることができるかということがイベントプランナーの力量になります。

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