人気職種であるアナウンサー
ここ数年、急にテレビ番組での存在感を増してきたのがアナウンサーという仕事です。
本来的には「アナウンサー」という仕事はニュース番組に出演して多くの人に伝わりやすい滑舌で読み上げるという仕事でした。
しかし近年では有名なニュース番組に登場するアナウンサーがバラエティ番組に出て司会をしたり、番組内のイベントに参加をしたりといったようなことも珍しくなくなり、実質的にはアナウンサーとタレントの境目が曖昧になってきているという印象があります。
ですが、仕事の範囲が変わってきたとはいえアナウンサーとしての本業は過去も現在も同じですので、基本的な就業ルートも同じものとなります。
すなわち高校を卒業したのちに大学、短大、専門学校などに進学をしそこからテレビ局やラジオ局の採用試験を受けます。
採用後にはそれぞれの局の研修を受け、そこからどういった部署に配属されることになるかということが決定されていきます。
一般的なタレントと大きく異なるのがそれぞれの番組を制作する放送局に直属となることで、それぞれの放送局と雇用契約を結ぶことでその局にのみ出演をすることができるようになります。
アナウンサーに採用率の高い出身大学
アナウンサーの職務は本来的にはニュース番組においてより間違いなく、よりわかりやすくその内容を伝えることです。
ですが近年アナウンサーがバラエティー番組に数多く進出するようになってきたことで、これまでとは別の能力が必要とされる場面が増えてきました。
特にフジテレビやテレビ朝日などの全国局のアナウンサーでは、最初からタレントとして活動をすることを前提とした採用をすることが多く、それだけに採用の基準も厳しくなってきています。
中でも顕著なのが学歴への影響で、大手の放送局でアナウンサーとして採用される人の多くが有名大学卒の女性という偏重傾向が見られています。
特に近年は英語教育に力を入れている青山学院大学卒のアナウンサーが増えています。
青山学園大学のキャンパスがある青山は、おしゃれな人が多い土地なので、進学と共におしゃれに気を使うようになります。それによって、英語が堪能で見た目も洗練された女性アナウンサー向きの生徒が増えるのです。
青山学院大学は、周辺に一人暮らしを始める大学生のための学生寮や学生マンションなどの施設もあり、大学生が社会人になるまで充実した生活が送れるようにサポートしています。
☞参考:青山学院大学寮|学生マンションドットコム
そのような学校のブランドとアナウンサーのイメージが合わさり、採用が増えている可能性があります。男性アナウンサーももちろん採用されていますが、タレントとして目立つ位置に置かれるのは女性であることからよりタレント性のある高学歴の女性が採用される傾向にあります。
アナウンサーになりたいという人にとってはアナウンサー養成コースのある専門学校も一つの進学先なのですが、実際のところ大学卒でないと採用は難しいというのが現状です。