No.9 花屋

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花に囲まれて仕事をするという楽しさ

お花屋さんは女の子にとってあこがれの人気の高い仕事です。
ちょっとおもしろいのが、「花屋」という仕事を将来なりたい仕事として挙げる割合が高いのは日本独自の傾向で、諸外国を見ても将来の夢として「花屋」が登場することはまず滅多にありません。

お国柄というふうに言えるかもしれませんが、「花屋」や「飲食店」というのはある意味夢ややりがいを優先しての仕事という意味合いが強くなるものなので、実際にお金を多く安定的に稼ぐことができる仕事かどうかということで判断すると、それほど魅力のないものに映るということが関係しているのではないかと思われます。

ですが、毎日きれいな花に囲まれて花好きなお客さんと話し合いをしながら花束などを作っていくという仕事はとても楽しく夢のあるものです。
女性は誰かからお花をもらうということに特別の意味を感じるものですから、そんな幸せの一コマの演出をすることができるという仕事は大変意味のあるものです。

実際の花屋さんの仕事とは

花屋さんの仕事というと、お店の前にお花を並べて訪れるお客さんに販売をするというイメージがありますが、実際にはもっとたくさんの作業があります。

雑貨屋や日用品と異なり、花は生きているものですから鮮度を保つために専門的な知識を備えていなければいけません。
実際に勤務をしているお花屋さんの一日の仕事の流れを追ってみると、水上げ・水替え・手入れ・花制作・仕入れ・配達、といった仕事を順次行っていることがわかります。

生き物である花は温度変化や風の強さといった外的な影響を大きく受けるので、その日の気候や季節に応じて展示方法や管理方法を変えていかなくてはいけません。
さらには弱った花を定期的に間引いたり、落ちた葉や花びらをこまめに掃除しなくてはいけないということもあります。

きれいなお花をきれいなままに保つためには、そのお店のスタッフの地味でこまめな作業が非常に意味を持ってきます。
ですので実際にお花屋さんを目指すなら、そうした地道は努力を厭わないという辛抱強さが必要になるということはきちんと頭に入れておいた方がよさそうです。

お花屋さんならではのやりがい

お花屋さんは、チェーン系列のお店もありますが基本的には個人経営の零細企業として営業しているお店がほとんどです。
そのため、お店運営は店長である自分と数人のスタッフだけで行っていかなくてはいけないというところに大変さとやりがいがあります。

特にそのお店のセンスが問われるのが店頭でのお花の展示で、そこでどう通りゆく人の目を引くことができるかということでかなりお店の繁盛具合が変わってきます。

ただお花を並べるのではなく、色や形を考えながらフラワーアレンジメントをしていったり、デコレーションをして季節の飾りを作ったりということをしていくことで、お客さんにより花を身近に感じてもらうことができます。

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