イラストレーターと同じくらい人気!「漫画家」という職業
子供が憧れる職業のひとつに「漫画家」があります。
「漫画家になりたい」というお子さんは、実は多いはず。
子供は誰でも、自分が好きな世界がというものがあります。その世界を表現するのが漫画なわけですが、
やはり一度書き始めたら「プロになりたい」という気持ちが出てくるのもこの世界の特徴です。
では、漫画家とはどうやったらなることができるのでしょうか。
漫画家になるには、まず賞をとることが一般的
漫画を連載している雑誌などで、賞の募集などが行われていることをご存知でしょうか。
漫画家になっている人の多くは、その賞をとることからはじまっていることが多いです。
雑誌社にもよりますが、大賞をとった人はそのままデビュー。
そのほか、入賞した人には担当がつき、デビューするまで面倒をみてもらえることもあるようです。
さくらももこさんがデビューされた時は、入選したときに「りぼん」の編集部から電話がかかってきて、「このまま頑張ればいつかデビューできる」と声をかけられたと言いますね。
ちなみに、同時期に矢沢あい先生も「りぼん」に投稿していたとか。
このように、まずは「賞をとる」ということが道しるべになっていることが多いです。
「好きなものを描く」が漫画家ではない
ただし、漫画家を目指すというのであればある程度注意しなければならないことも出てきます。
まず、「描く内容」についてですが、好きなことを描くのが漫画家なのではなく、「売れるものを描くのが漫画家である」ということを忘れてはいけません。
「私はこれが描きたい」とおもったところで、それが売れないと判断されれば描くことはできない、これも漫画家の非常に辛い現実です。
また、連載終了のタイミングも自分ではなく編集部が決めることも多いです。
人気が出れば「連載を長引かせる」、人気がなくなれば「打ち切り」…。「バクマン」という漫画に描かれたとおり、非常にシビアなのも漫画の世界ですのでその点はきちんと考えなければなりません。
自分が好きなものを描けるとは限らないし、売れない人は生き残るのが難しい…そういう辛さもあるのが、漫画家の世界です。
一本ヒットしたからといってそれで食べていける補償もありませんし、それだけで食べていくには本当に大変な仕事であり、努力がモノをいうということを理解していなければなりません。
ただ、人をワクワクさせるエンターテイメント性にあふれる仕事ではありますので、そういった良さについては多くの人が知るところになりますね。