乗り物を操縦する運転士は憧れの仕事
男の子というのはどういうわけか、子供の時から大きな乗り物に強い興味を示すものです。
男のお子さんを持った人ならわかると思いますが、ほとんどの男の子はミニカーを収集したり、飛行機や電車などの乗り物のおもちゃを好んでほしがります。
大人になっても模型やラジコンを趣味にしている人も多くいますが、そうした人の多くは子供のときから乗り物のおもちゃが大好きで、自分であれこれ改造をしたり造形をしたりというようなことをしてきたはずです。
複雑な機械が組み合わさることで動き出す乗り物は、どこかロマンを感じさせるものなのですね。
そんな乗り物が好きな男の子たちが憧れるのが乗り物の運転士・運転手となる仕事です。
運転士の中でも人気が高いのが電車の運転士です。
他にもバスの運転手さんや飛行機のパイロットといった、大勢の人が乗る大きな乗り物を動かす仕事というのはとても人気があります。
電車の運転士になるには
「電車運転士」になるためには、まず全国にある鉄道会社に就職をすることになります。
電車の運行のためには運転士だけでなく、駅で発着を管理する駅員さんや車掌さん、ダイヤを管理するスタッフ、その他整備士といった大勢の人によって行われていきます。
運転士を希望して採用をしてもいきなり運転をさせてもらうということはまずなく、最初は駅員や車掌として数年列車運行の仕事を勉強していきます。
その時にどのようにして電車は運行されているかや、天候や事故などによるトラブルに対しての対処方法などを学んでいきます。
鉄道会社の規定によって若干異なりますが、何年かそうした下積みの仕事をしていくと運転士となるための社内試験を受ける資格を得られます。
そこで合格をすることで電車運転士となる研修を受けることができるようになるので、そこから実際の運転を少しずつ経験していくことになります。
一概には言えませんが、そうした実際の運転に携わる仕事を担当するのは高校卒業のスタッフが多く、大学卒業後に鉄道会社に就職した人は現場よりむしろ後方の管理スタッフとなることが通常のようです。
他にもある人気の運転士・運転手の仕事
バス運転士も電車と並んで人気のある仕事です。
現在、地方の路線バスなどは赤字路線をどんどん縮小する傾向にありますが、一方で新しい移動手段として高速バスの本数が急増していることもあり、バス運転手の需要は高まる傾向にあります。
バス運転士となるためにはまず就業前に大型第二種自動車運転免許を取得しなくてはいけません。
これは普通自動車免許もしくは大型特殊自動車免許を取得したあと、通算3年経過することで受けることができる免許となっています。
バス会社に採用をされると、そのバスの運行について学ぶ研修を行います。
ほとんどの会社では最初の数年は契約社員として非正規で雇用をし、運転技能や接客技能をチェックしてそこから正社員として採用しなおすという方法をとっています。