9割がアルバイトというディズニーリゾートの仕事
アルバイト求人雑誌などを見てみると時々見かけることができるのがディズニーリゾートでの求人です。
ディズニーリゾートは日本では千葉県浦安市の一箇所にのみ作られている施設ですが、二つのテーマパークと複数の宿泊施設を有する総合的なアミューズメントパークとなっています。
他のテーマパークとディズニーリゾートが全く違うのが園内における完璧に徹底された雰囲気作りで、内部で勤務をするスタッフはただ単に与えられた仕事を淡々とこなすのではなくより来園者にとって喜ばしい演出をすることができるように気を使った接客をしていきます。
SNSなどでも定期的にディズニーリゾートでのサービスの良さが伝えられるような投稿がされており、忘れ物を一つ届けるにしても気の利いた一言がつけたされるといったような心のこもった接客方法が特徴となっています。
そこで驚くのがそうした日本でもトップクラスの接客をしているディズニーリゾートで勤務するスタッフの約9割がアルバイトということで、しかも約1年毎に入れ替わりがあるといいます。
なぜアルバイトが施設の趣旨にあった仕事ができるのか
一般的なイメージとしてはアルバイト定員というのはあくまでも雑用やルーティンとなる仕事をするための仕事であり、その企業としての色を出す仕事はその上司に当たる正社員が行います。
しかしディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドグループでは、アルバイトとして採用をする人材に対してもしっかりと経営理念を通達しており、「この企業で働きたい」というところで同意ができている人材を採用するという方針を徹底しています。
内部で仕事をするときに重視されているのが「安全性」「礼儀」「ショービズ」「効率」ということで、一つの業務に付随する業務についてもひとりひとりが考えて行動するということが最初にかなり詳しく教えられます。
また上下関係や横のつながりについてもかなり細かく定められており、連絡漏れがないようにお互いに常にコンタクトを取り合うようにしているということも大きな特徴になっています。