女の子の人気職業の定番といえば
女の子にとっての将来の夢といえば、今も昔もほとんど変化のないものが挙げられてきます。
子供にとっての将来の夢は、その調査を行う時期の世相や経済情勢がかなり色濃く反映されるものですが、女の子に限ってみればここ16年間変化なく、常にトップは「食べ物屋さん」が挙げられています。
割合としてはなんと全体の20%程度が「食べ物屋さん」としているということで、5人に1人は希望をしているという大変に根強い人気であることがわかります。
また第二位以下にも「看護師さん」「保育士さん」といった身近な存在ながらきちんと自分の職業としてしっかり働いていける仕事が挙げられる傾向があります。
他にも「お花屋さん」や「学校・習い事の先生」「ペット屋さん」といったものも安定的に10位以内にランクインしてくる定番職業となっています。
意外と年齢によって変動がない人気の職業
女の子を対象とした調査の場合、特に注目なのがそれほど年齢の変化によって登場する職業に大きな差が見られないということです。
男の子を対象にした調査の場合では、小中学校では「スポーツ選手」や「漫画家・イラストレーター」「ゲームクリエーター」といった職業がかなり上位に登場しているのですが、これが高校生になると一気にランク外へと消えてしまいます。
一方で女の子の場合、小学校で上位になっている「保育士・幼稚園の先生」や「看護師」といった職業は高校生になってもずっとトップの順位を継続して登場しています。
冷めた見方ではありますが、「スポーツ選手」や芸術系の職業は実現可能性が低いのに対し、「保育士」や「看護師」はかなり実現度の高い仕事ですので、女児の方が最初から現実的に職業をとらえているのかもしれません。
むしろ女性にとっての憧れの職業希望は大人になってから
子供の時の夢として挙げられる職業は現実的な女性ですが、これが一度就職をしたり結婚や出産で一旦退職をしてからになるとまた違った傾向を見せるようになります。
それまで会社員として勤務をしてきた人が、復職として子供のときの夢であった「保育士」や「看護師」を目指すようになったり、クリエイティブ系やファッション系の職種を目指すというような例です。
そして驚くことに、そうした再就職としての夢の実現はかなりよい確率で成功をしていたりします。
何歳になっても、自分らしくやりがいの感じられる仕事を求める気持ちは持ち続けていきたいものですね。