ネイリストが女性に人気のある理由
ネイルは、世代を問わずに大人気の女性のファッションアイテムです。
10年ほど前にスカルプチュアという長さがあってデコレーション装飾の大きなネイルが大ブームになったことから、ネイルを完成させるために高い技術や知識が必要になってきました。
一方で人気が独り歩きをしてしまうことで自宅で独自にネイルをする人も増え、その結果爪を傷めてしまう人も出てきたものです。
そこでネイリストはより安全に、そして高品質なネイルを仕上げるための専門職として登場しました。
ネイリストのよい点は、センスにより個人でも開業のチャンスがあるということです。
実際に、自宅の一部を改築してネイルサロンとして営業をしている人も多く、自分の趣味をそのまま仕事に生かしていけるという強みがあります。
ネイルをするときにはお客さんとの距離感も近くなりますし、美容ケアに関して会話をしながらどんなネイルにしたいかということを相談しながら施術するという楽しみもあります。
ネイルの腕前だけでなく、そうした個人的な相性もネイリストの資質になってくるので、コミュニケーション能力の高い人には向いていると言えるでしょう。
仕事内容
ネイリストの仕事は、訪れる人の希望に沿ってネイルをしていくということです。
ですがプロとして仕事をする場合はそれだけでなく、手全体の美容ケアもすることまでが含まれます。
最初にも少し書きましたが、ネイルがブームになりはじめた頃には、聞きかじりの知識で始めてしまい、爪に大きなダメージを受けてしまうという事例が多く発生しました。
スカルプチュアなどのつけ爪をするときには専用の接着剤を使用しますが、その着脱を誤った方法で行うと自爪が剥げたり欠けたりしてしまいます。
ネイリストはネイルの技術を備えるだけでなく、安全に長くネイルをしていくためのハンドケアをしたり、適切な方法で着脱をしたりということも重要な任務になってくるのです。
やりがい
ネイリストの最大のやりがいは、訪れたお客さんの希望どおりのネイルを作り、そこで感謝をされるということにあります。
自分自身に行うネイルでも、思い通りにできたときは満足感や達成感がありますが、それをお客さんと共有することができる時がネイリストとしての喜びと言えるでしょう。
ただ、ネイリストの仕事は既に飽和状態になっているので、ネイル一本だけで仕事をしていくのは難しいと言えます。
そのため他に美容師資格を取得してヘアスタイリングと合わせたトータルコーディネイトができるといった生き残りも求められるのです。
時代の流れを早くつかみ、流行の最先端のネイルを研究しながら提案していく能力も、仕事として行う上で重要になってきます。
自分なりの仕事のコツをつかむことで、長くネイリストとして仕事をしていくことができるでしょう。