就職のための業界選びのコツ
大学生を対象にした希望の就職先アンケートを見てみると、集中して人気が高くなっているのは安定していて高収入が望める金融関連の仕事です。
他にもその時期に人気の高い業界や、将来発展性が望める業界などにも一時的に人気が高くなる傾向がみられます。
IT業界や外食関連業などは比較的その時期の事例やニュースに影響を受けやすく、爆発的に志望者が増える年度があれば、まるで崖のように人気が急落してしまったりもします。
そうした意味で毎年必ずランクインしてくるのは、創業歴が長く今後もサービスそのものがなくなる可能性が少ない仕事です。
具体的には飛行産業やテレビ・マスコミ、総合商社といったところです。
これらは一時的に業績が落ち込んでもその仕事そのものがなくなるという可能性は低いため、長期的な勤務を考えるなら適した業界といえます。
業界選びは先入観を捨てて
大学生になってからの希望の職種選びにおいては、どうしても自分の適正ややりたいことよりも、安定性や収入の高さに目がいきがちです。
そうした基準を持つことそれ自体は問題ないのですが、そればかりにこだわることでかえって見るべきポイントを見逃してしまうこともあります。
現在不人気の業界であっても、働き方によっては将来高収入を期待できたり、自身の適正にあった働き方ができることもあります。
まずはこの業界はこうだからよい・悪いといった先入観を捨てて、冷静な目で企業選びをしてみましょう。