No.11 生保・損保

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大学生の就職人気企業ランキング上位

生保・損保の業界は下火になりつつあるとは言われるものの、いまだに大学生を対象とした就職人気ランキングでは上位を席巻している業種です。
2014年度の調査でも、上位10位以内には東京海上日動火災保険株式会社や、三井住友海上火災保険株式会社、損害保険ジャパン・日本興亜損害保険、第一生命保険株式会社といったところが次々とランクインしてきています。

保険会社への勤務というと、最も身近なところでは個別に顧客を回って集める保険外交員がありますが、大学生が保険会社へ就職する場合にはそうしたところではなく、より金融としての業務色が強いところへ配属がされます。

銀行業もそうですが、金融関連業は他の業界に比べてかなり給与水準が高く設定されているので、安定して高収入を望むならやはり保険会社は狙い目ということになります。

生命保険会社での仕事内容

生命保険会社内部での仕事は、案外一般には知られていないことがよくあります。
生命保険の場合、事務作業としてメインとなるのは顧客からの申し込みに対して保険加入をするかしないかということを判断するという仕事です。

生命保険とは、加入者がそれぞれお金を出し合って実際に契約していた事態が起こったときに支払いを行うようにするというしくみになっています。
そのため実際には既に病状を抱えているのにそれを隠して生命保険に加入するというようなことがあると、加入者間の平等が崩れて全体のしくみが成り立たなくなってしまいます。

そのため多くの保険会社では契約者の申し込み状況に間違いがないかを調べる契約業務部医務チームが存在し、いむ査定を行うようにしています。

実際に生命保険に加入申し込みをするときには、申請書への記載欄がありますがその内容をもとにその契約に適した内容であるかどうかということを判定していきます。

こうした査定業務をしっかりと1つずつ行っていくことが、統計として保険料を正しく設定することができるようになり、ひいては企業全体の業績を左右することになります。

保険という商品サービスを企画する仕事

保険会社において重要な仕事となるもう1つの業務が、新しい保険商品の企画と販売です。
現在では保険の内容を契約者の年齢や家族環境に応じて使い分ける組み換え式の保険が増えてきていますが、それらは全て保険会社が顧客のニーズを把握しつつ統計をとってそれを保険料に反映することでできる商品です。

保険会社での仕事のやりがいは、そうした査定によって生み出されるデータと、実際の顧客からのニーズを合わせて新たな保険・金融商品を生み出していくところにあると言えます。

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